2012年5月17日 のアーカイブ

週刊 新しい音 Vol.7 ─As Novidades Semanais─

【週刊 新しい音: その週に見つけたニュークリップなどや新譜の試聴を、ごく簡単な紹介で紹介】

更新遅れちゃったわ。Sense of “Quiet”  とアレ・ヴァンゼラ(Ale Vanzella) ちゃんの諸々で忙しかったのよ。楽しみにしてくれてる3人ぐらいの人、ごめんなさい。3人は嘘よ。だって、私の両親だけで2人だからね。嘘よ。こんなおかまな言葉遣いしているのに両親に教えられるはずないわよ。昔はいい子だったのに、こんなんなっちゃうなんてね。汚れてしまったわ。汚れきってしまったわ!!
ねえ、とりあえず、今回はホベルタ・サー(Roberta Sá)ちゃんのニュークリップを見てよ。めっちゃエロいの。エロ過ぎるわ。この曲、歌詞もスゴいのよ。私、前にこの曲を訳したことがあるのよ。せっかくだからここに載せるわ。もうすぐ週末ね!! Hな気分にさせちゃったらごめんなさいね!! いいじゃない、いいじゃない。あなた方はホットな夜を過ごせばいいじゃない!!!!!

────
アルバム『Segunda Pele』からの2ndクリップは、アルバム・タイトル曲「Segunda Pele」。

Roberta Sá – Segunda Pele

Segunda Pele
(Carlos Rennó e Gustavo Ruiz)

À noite eu lhe convido: “querido vem pra cá”.
Um som no seu ouvido sussurra logo, vá.
Por perto alguma gata já grita que nem fã.
E logo o amor nos ata na noite, nossa irmã.
夜にあなたを誘う「愛しい人、こっちへきて」
あなたの耳の音がすぐにざわめく、さあ行って
近くでは、ある猫が面白くないとすぐに叫ぶ
そしてすぐに愛が夜に私たちを結びつける、愛しい人よ

Quando ele vem, faço dele minha luva, meu colã,
A minha segunda pele, o meu cobertor de lã.
彼が来ると、彼が私の手袋とタイツになる
私のもう1つの肌、ウールの毛布

São paulo tá tão frio: 3 graus a sensação;
Mas o seu arrepio não é de frio não.
Sou eu na sua pele que afago com afã
Pra que seu fogo pele a sua anfitriã.
サンパウロはとっても寒い、信じられないことに3度
でも彼の身震いは寒くなんかない
私はあなた肌の上にいて
あなたの肌を熱く愛撫する

Quando ele vem, faço dele minha luva, meu colã,
A minha segunda pele, o meu cobertor de lã.
彼が来ると、彼が私の手袋とタイツになる
私のもう1つの肌、ウールの毛布

Enquanto a noite passa aos braços da manhã,
A gente ainda passa os dentes na maçã.
O nosso amor é massa. pra lá de amsterdam.
O resto é o resto e passa. o resto é espuma, é span.
夜が朝の腕の側を通り過ぎる一方で、
私たちはまだリンゴを歯でかじる
私たちの愛は固まり 向こうのアムステルダムへ
残りは残りで去って行く。残ったのは泡で、残ったのは時間

────

今回はPVが多いのよ。音源がないわけじゃないけど。
次回の更新もすぐしなきゃいけないし、今回は映像ばっかり紹介することにするわ。

シセロ(Cícero)の新しいPVが出来上がったわ。とっても強い印象を残した1stPVの「Tempo de pipa」に続く、2作目のPVよ。
ネット上で出演者を集めてたから、ここに出てくる人たちの9割強は素人だと思うわ。気合いが空回りして、ちょっと散漫になってる感じがしない? 期待し過ぎてたかしら。
撮影場所はリオのセントロ地区の広場ね。懐かしいわ。地下鉄への入り口があるのよ。先日崩落したビルもこの近くよね。

o Clipe de “Ponto Cego”, do Cícero

────
これまでに『Com essa cor』(2008)と『Monique Kessous』(2010)の2枚のアルバムを発表している美人歌手モニキ・ケソウス(Monique Kessous)のニュークリップ「Coração」よ。この曲は、『Monique Kessous』の1曲目に収録されている曲。
ホベルタ・サーとマリーザ・モンチを足して2で割ったような歌い方してるんじゃない?
“Coração” Monique Kessous – Clipe Oficial

────
新しいプロジェクトが始まったわ。「カラオケ」がテーマよ。とっても面白そう。期待大よ。
初回は、私も大っ好きなペリコ(Pélico)が、Alexandre Piresの「Depois do prazer」を歌っているわ。
今後は、セルタネージョの有名曲なんかもどんどん歌っていくみたいで、どメジャーどころとインディーシーンの繋がりを示してくれそうね。

Don’t Touch My Karaoke #1 | Pélico

────
ルカス・サンタナ(Lucas Santtana)の『O Deus Que Devasta Mas Também Cura 』からの2ndクリップよ。
元恋人へ寄せる思いを歌ったメランコリーてんこモリーのいい曲よ。眼鏡の主人公は、Lucas Santtana本人よ。

Lucas Santtana – Para Onde Irá Essa Noite?

────
こっから自由すぎるクリップを2つ紹介するわ。
1つ目は、ボンヂ・ド・ホレー(Bonde do Rolê)よ。ファンキ・カリオカの世界的ブームとリンクしてデビューしたバンドよね。
暫く音沙汰がない時期があったけど、彼らまだDiplo周辺で頑張ってたの。
でも、オリジナルメンバーの女性Voが脱退して新しい人が入ったわね。
6月26日に2ndアルバム『Tropicalbacanal』が発売されるみたいなんだけど、
このクリップは、そのアルバムのプロモーション第一段ね。超下品よ!!!
Bonde do Rolêの賞味期限は、まだまだあるみたいだから要注意よ!!!

Bonde do Rolê – Kilo (Official Music Video)

────
もう1つ超自由なのは、前回も紹介したプシロサンプルス(Psilosamples)の1stオフィシャル ・クリップよ。私的には絶妙のタイミングよ。
サルヴァードールのテーマ曲的なダニエラ・メルクリの超名曲「No Canto da Cidade」のリミックスで、音が自由ならクリップも自由よ。
ビデオでパフォーマンスしているのは、「Coletivo Voodoohop」と「Keroøàcidu Suäväk」ってグループらしいわ。

Psilosamples – No Canto da Cidade


────
ア・バンダ・マイス・ボニータ・ダ・シダーヂ(A Banda Mais Bonita da Cidade) 関連で、紹介したいのが2つあるの。
1つは、同バンドのキーボードのヴィニシウス・ニジ(Vinícius Nisi)が始めたプロジェクト「O Descobrimento do Brasil」の1つ目のクリップよ。
フィルムメーカーである彼が、若い才能のあるアーティストをどんどん取り上げて行くようだけど、1つ目は自分たちのバンドの映像よ。
歌っているのはデビューアルバムに収録されている「Sólitaria」よ。やっぱり、Voのウイアラ・トヘンチ(Uyara Torrente)ちゃんの声の説得力はハンパないわね。
伴奏のセンスもいいし。

Solitária : A Banda Mais Bonita da Cidade [ODB #1]

もう1本は、ちゃんと編集された映像じゃないけど、サンパウロのVirada Cultural 2012での「Oração」の大合唱よ。
この曲って涙腺簡単に弱めてくれるのに、こんな大合唱だなんて、余計泣けるじゃないのよ!!!

A Banda Mais Bonita da Cidade – Oração (Virada Cultural 2012)

────
最後よ。

最後まで読んでくれてた人がいたならありがたいわ。
お礼にこれを見て癒されるがいいわ。

Cíceroの歌を、フォルタレーザの子供たちが歌っているの。かわいい子供たちが、こんな渋くて最新の歌を歌っているなんて、最高の癒しじゃないのよ!!
Laiá laiá – Cícero

念のため本人のライヴバージョンも貼っておくわ。
今日の私は太っ腹よ! 嘘よ!  何よ!???

Laiá laiá – Cícero