金曜の夜〜土曜の午前中、にかけて更新するのが目標だったんですが、ご覧のように遅れましたぜぃ。
体調悪かった上に、ポータブルHDとiPodが壊れたぜぃ。ももクロの横浜アリーナに行く友達と一緒に、DVD見て予習したぜぃ。僕はもちろん行かなかったんですがね!! 社会勉強です。
ブラジルからは今週も沢山いい音が届きましたぜぃ!! 今回の目玉2本は、音源のダウンロードが可能!!
──今週の目玉①──Destaque da semana 1──
Vol.2で紹介した今年結成15周年を迎えるロック・バンド「ロス・エルマーノス(Los Hermanos)」へのオマージュ作品『Coletânea Re-Trato Los Hermanos musicoteca』の続編がリリースされ、今回の企画の全カバー曲が揃いました。(前編についてはこちら)
DL『Coletânea Re-Trato Los Hermanos musicoteca | Disco 2 – 2012』
http://www.amusicoteca.com.br/?p=6425
(曲目のしたにDLリンクがあります)
今回も素晴らしいカバーばかりですが、5曲紹介します。
Um Par – Dan Nakagawa
http://soundcloud.com/douglasfr/um-par-dan-nakagawa
ネイ・マトグロッソNey Matogorossoが後見人的な立場で応援しているンパウロ出身の日系ブラジル人のアーティストDan Nakagawa(ダン・ナカガワ)。先日こちら(ブラジリアン・ニューフォーク)でも紹介しました。ぜひ1stアルバムも聞いてみて下さい。
Cara Estranho – Leo Fressato
http://soundcloud.com/douglasfr/cara-estranho-leo-fressato
「良質新人ロックバンド、百花繚乱 その1 ~南部出身バンド編~」で取り上げたア・バンダ・マイス・ボニータ・ダ・シダーヂ(A Banda Mais Bonita da Cidade)の大半は、レオ・フレサトLeo Fressatoの作品。次は彼のデビューアルバムが大きく注目されることは間違いなし。
Conversa De Botas Batidas – Cícero
http://soundcloud.com/douglasfr/conversa-de-botas-batidas-c
今、インディーシーンで最も注目を浴びているリオのシンガーソングライター「シセロCícero」による弾き語りによるカバー。彼についてもこちら(ブラジリアン・ニューフォーク)で。
Casa Pré-Fabricada – Lula Queiroga
http://soundcloud.com/douglasfr/casa-pr-fabricada-lula
多くの女性歌手にも取り上げられ00年代のブラジル音楽シーンにおける大名曲の1つだと言えるこの曲は、ペルナンブーコ出身でレニーニと連名でアルバムを発表したこともあり、昨年も『Todo dia é o fim do mundo』という素晴らしい作品を発表したルラ・ケイロガLula Queiroga。
Morena – Wado
http://soundcloud.com/douglasfr/morena-wado
アラゴアスAlagoas出身で、打ち込みを中心にした独特の世界を持つ作品を発表しているヴァドWado。昨年のアルバム『Samba 80』にもたいへん楽しませてもらった。
Disco1とDisco2をまとめて試聴したい方は、↓が便利。
Los Hermanos – Coletânea Re-Trato
http://soundcloud.com/douglasfr/sets/re-trato/
──今週の目玉②──Destaque da semana 2──
2世アーティストのデビューも飽和状態にあって、なかなかそういう情報では食指が動かないが、彼女の場合は違った。彼女の父親は、2枚組の新作『Indivisível』も傑作だったサンパウロの知性派アーティストのゼー・ミゲル・ヴィズニキ(Zé Miguel Wisnik)。
ソフィスティケイトされた非常に美しいポップスが並ぶマリナ・ヴィスニキMarina Wisnikのデビューアルバム『Na Rua Agora』。プロデュースは若手の中でも最も信頼の厚いマルセロ・ジュネシMarcelo Jeneciと、サンパウロの前衛ロックバンド「シダダゥン・インスチガードCidadão Instigado」のユリ・カリウYuri Kalil。ゲストとしてゼーもアルバムに参加しているが、アルバムを聴いた印象としては、ゼー・ミゲル・ヴィズニキの世界に近いというより、マルセロ・ジュネシの極めて優しいポップスの世界に近い。
Marina Wisnik – Deitada em si
ピアノを弾いているのがMarcelo Jeneci。この曲は、Marcelo Jeneciの1stアルバム『Feito Para Acabar』にも収録されていた。
こちらの方が、最近の映像。
Marina Wisnik – NA RUA AGORA (VIDEOCLIPE OFICIAL)
アルバムのダウンロードはこちらから。曲目の下にリンクがあります。
Marina Wisnik-Na Rua Agora
http://www.amusicoteca.com.br/?p=6141
────
ヒタ・リーRita Leeの9年ぶりのアルバム『Reza』のプレオーダー(予約)が始まっている。ただ、まだ、聴けるのは、ノヴェーラで使われているアルバム・タイトル曲「Reza」だけだ。
Rita Lee e Roberto de Carvalho – Reza
発売が開始された、このページから購入可能になるようだ。
http://itunes.apple.com/br/preorder/reza/id512774355
────
ウィルソン・ダス・ネヴィスWilson das Nevesが、ニューアルバムの録音を進めている。プロデュースは、ベルナ・セッパスとカシンで、バンドにはシコ・ブアルキ・ファミリーが参加していたりと、かなり期待したい作品。
Novo CD Wilson das Neves – EMBOLACHA.mov
────
もう一人、すごいアーティストのアルバムの録音風景が上がっていた。トン・ゼーTom Zéだ。新作のアルバムタイトルは『Tropicália Lixo Lógico』。すごいタイトルだ。リリースされれば、2012年の問題作として話題になるに違いない。
今回のアルバムでは、トン・ゼーは若い世代のアーティストと共演していて、ラッパーのエミシダEmicidaや、天才少女シンガーソングライターのマルー・マガリャィンスMallu Magalhaês、ロス・エルマノス以外でも世界的に活躍するホドリゴ・アマランチRodrigo Amaranteらだ。
プロデューサーは、万能プロデューサーのカシンKassinが務めている。
このビデオでは、トン・ゼーがホドリゴ・アマランチを呼んだ際の様子が紹介されている。
Tom Zé e Rodrigo Amarante em estúdio
────
先日味わい深い音作りの新作『カラバナ・セレイア・ブルーム』が国内盤として発売されたセウCéuのアメリカのJools Hollandでの最新ライヴの様子がUpされた。ひょんな縁から、国内盤の対訳を、本稿の担当がやってますので、ぜひ国内盤をよろしくお願いします!!
●国内盤はミュージックキャンプからリリース。
CEU – Contravento – Jools Holland Live 2012
────
インダストリアル・ロック+デジタル・ロック+レジアゥン・ウルバナLegião Urbanaな感じのリオ出身の3人組マキナMáquinaのデビューアルバム。ダウンロード可能。
────
英語で歌うシンガーソングライターのPhillip Longのニュークリップ「Nobody’s Happy」
彼は、冒頭のロス・エルマノスのカバー曲集では、ホドリゴ・アマランチの名曲「Sentimental」をカバーした。
Sentimental – Phillip Long
http://soundcloud.com/douglasfr/sentimental-phillip-long
────
今週はこんな感じだったかな。では、また次回だぜぃ。
──過去の記事──
週刊 新しい音 Vol.3 ─As Novidades Semanais─ http://wp.me/pr74C-hr
週刊 新しい音 Vol.2 ─As Novidades Semanais─ http://wp.me/pr74C-h7
週刊 新しい音 Vol.1 ─ As Novidades Semanais ─ http://wp.me/pr74C-gG
──
良質新人ロックバンド、百花繚乱 その1 ~南部出身バンド編~ http://wp.me/pr74C-gz
ブラジルのHipHopの歴史が動いている「CrioloとEmicida」 http://wp.me/pr74C-fx
ブラジリアン・ニューフォーク http://wp.me/pr74C-eZ