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週刊 新しい音 Vol.2 ─As Novidades Semanais─

ototoyさんのメルマガとってますか? めっちゃ面白いです。毎回笑わせてもらいます。小生はあんな面白い文書けないので、今回も普通のテンションでお送りします。土日の方がじっくり読んでもらえるのかなあってことで、「新しい音」は、金曜の夜に夜なべして、土曜の午前中にアップできればいいのかなあと思いはじめています。が、華金が暇な俺ってどぉなっちゃってんだよ!

今週もブラジル音楽が好きで良かったと思えたいい音源に沢山会いました。では、早速。

──今週の目玉①──Destaque da semana 1──

トゥルピ・シャ・ヂ・ボルド(Trupe Chá de Boldo)が2ndアルバム『ナヴィ・マニャ(Nave Manha)』をリリースしたが、これが素晴らしい。↓これがバンドが1stシングル的に扱っている曲。

Trupe Chá de Boldo – Na Garra

でも個人的には今のところ、こっちの方が好き。

Trupe Chá de Boldo – Ensaio – “No escuro”

Trupe Chá de Boldoは、2005年にサンパウロで結成されたビッグ・バンド。現在のメンバーは13人で、結成のきっかけは、カーニヴァルをを楽しむため。カーニヴァルを楽しむために友人たちで結成されたビッグ・バンドと言えば、カーニヴァル時期を中心に活動する、リオデジャネイロのオルケストラ・インペリアル(Orquestra Imperial)が思い浮かぶが、オルケストラ・インペリアルは2000年代前半からブレイクしてブラジル各地でコンサートを行っていたので、結成時にお手本の一つとしてオルケストラ・インペリアルを意識してはいただろう。最近のライヴの様子も見ても、佇まいは似ているところがあるが…出てくる音にしっかり特徴がある。一番の特徴は、Trupe Chá de Boldoがサンパウロ出身というところだ。彼らの音は、特に2ndアルバムにおいて、80年代のイタマール・アスンサォン(Itamar Assumpção)やグルーポ・フモ(Grupo Rumo)らから続く、サンパウロの前衛性を受け継いでいる。しかも、前衛的ではあるが、歌もののポップとして通じるツボもしっかり抑えている。トロピカリアのポップ性といえるような…前衛かつポップだ。

2010年にリリースしたデビューアルバム『バルバロ(Bárbaro)』は、トン・ゼー(Tom Zé)からも大絶賛された。特に詞の面で。1stアルバムもすごいアルバムだけど、プロデューサーが今作から、トゥリッパ・ルイズ(Tulipa Ruiz)の兄で、Tulipaのプロデューサーでもあるグスタヴォ・ルイズ(Gustavo Ruiz)に変わっており、そのせいかいかにも「ミクスチャー」という感じもあった1stアルバムよりも、アルバム全体にしっかり流れがあり、地に足がついたリズムを鳴らしている。

バンドのソングライティングのほぼ全てを担っているのは、男性Voのグスタヴォ・ガロ(Gustavo Galo)で、彼がバンドの格だ。もしも、バンドが解散しても、Grupo Rumoからルイス・タチ(Luiz Tatit)が音楽シーンに残ったように、末永く音楽シーンに残っていく逸材だ。アルバム・デビュー前にテレビに出演した際のこの映像なんかでは、若い頃のカエターノ・ヴェローゾの風貌にも似ている。

Trupe chá de boldo – melhores momentos


アルバム『Nave Manha』は、彼らのサイトからフルアルバムをDLできる。(サイトの左側の紫の部分をクリックするとリンクが出てくる。)
http://cargocollective.com/trupechadeboldo

試聴は、彼らのMyspaceが便利。
http://www.myspace.com/trupechadeboldo


──今週の目玉②──Destaque da semana 2──

もう1つ今週とてもよく聞いたのが、今年結成15周年を迎えるロック・バンド「ロス・エルマーノス(Los Hermanos)」へのオマージュ作品の『Coletânea Re-Trato Los Hermanos musicoteca | Disco 1 – 2012』。ロス・エルマーノスから影響を受けた新しい才能を持ったアーティストたちによるカヴァー集だ。オマージュだけを目的にした作品で、無料で音源を配布している。アルバムタイトルに「Disco 1」とあるように、続編「Disco 2」も控えているが、まず「Disco 1」も素晴らしいカヴァーばかり。

DL『Coletânea Re-Trato Los Hermanos musicoteca | Disco 1 – 2012』
http://www.amusicoteca.com.br/?p=6290
(曲目のしたにDLリンクがあります)

全曲解説は時間がかかってしまうので、5曲だけ簡単にコメントさせてもらうと、
オープニングのTrack1は、カエターノの現在のバンド「Banda Cê」のメンバー二人を含むド・アモール(Do Amor)による、初期の代表作「Todo Carnaval Tem Seu Fim」。Do Amorの果てしない才能が感じられるド変態カヴァーだ。

Track3は、ブラジル人ながら、英国や米国で育ち、普段は英語で歌うシンガーソングライターのチアゴ・イオルク(Tiago Iorc)による「Morena」。

Track7は、これまでに2枚の素晴らしいアルバムを発表しているシンガーソングライターのペリコ(Pélico)による叙情的な曲「Condicional」。Pélicoのカヴァーは、曲の叙情性が更に際立っている。

Track11は、ノヴォス・コンポジトーレス・シーンの注目の5人組「シンコ・ア・セコ(5 a Seco)」(詳しくはラティーナ誌本年4月号の船津亮平氏の記事を!)による「Tá Bom」。

Track14は、先日、南部出身のブラジルの若手バンドを紹介した際に大きく取り上げたア・バンダ・マイス・ボニータ・ダ・シダーヂ(A Banda Mais Bonita da Cidade)による「Dois Barcos」

他にも泣かされた曲も、唸らされた曲もたくさん…興味を持った方は、DLしてアルバムを通して聞いてみて下さい。しかも、ここを見れば続編の参加者がわかるが、続編の参加者にもすでにヨダレが出てしまっている。それから、ロス・エルマーノス(Los Hermanos)をちゃんと聞いたことがない人は、本家をしっかり聞いてみることもおすすめ。

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ここからはもっと簡単に紹介。

マルチナーリア(Mart’nália)の新作『Não tente compreender』のプロモーションが特設サイトで始まっている。
http://www.biscoitofino.com.br/martnalia/

上記のサイトには、もっとビデオがたくさんある。
アルバムのプロデューサーは、なんとジャヴァン(Djavan)。

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北東部パライーバの渋いバンド「カブルエラ(Cabruêra)」がニューアルバム『Nordeste Oculto』を発表。こちらで試聴とアルバムのDLができる。
http://www.overmundo.com.br/banco/nordeste-oculto-cabruera

Cabruêra – Turnê Nordeste Oculto #0.1

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ナサォン・ズンビ(Nação Zumbi)のシーナ(China)のレーベルに所属するレシーフェ出身の歌手「Gabi」の1stシングル。同郷のロックバンドのモンボジョーの作品などを収録。

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「ブラジリアン・ニューフォーク」の記事でメインで紹介したシセロ(Cícero)が「Oi Novo Som」が毎週行っている生中継スタジオライヴに出演。その模様を編集したライヴ映像がたくさんアップされた。

Cícero – Tempo de Pipa

Cícero – Laiá Laiá

Cícero – Ponto Cego
Cícero – Pelo Interfone
Cícero – Cecília e os Balões
Cícero – Açucar ou Adoçante
Cícero – Eu Não Tenho um Barco
Cícero – Vagalumes Cegos

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サンパウロのファンク/ソウル/ロックを演奏するご機嫌なバンドのガロタ・スエカス(Garota Suecas)が、トロピカリア・ムーブメントの代表曲の1つ「Bat Macumba」のカヴァーをシングルとして発表。

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それから、マリア・ベターニア(Maria Bethania)の新作『Oásis de Bethânia』が発売。iTunesでの配信も始まっており、日本のiTunes Storeでも購入可能。
試聴などもiTunes Storeで。

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今週も色々ありました〜。では、また次回。

ブラジル映画祭2011、いよいよ今週末スタート!

秋分の日が過ぎ、あっという間に涼しく秋の気配となりました。

今年もまたブラジル映画祭の季節がやってきました!
東京はユーロスペース(渋谷)で10月15日~21日
大阪はシネ・ヌーヴォ(九条)で10月22日~28日
京都は京都シネマ(四条烏丸)で10月29日~11月4日
浜松はシネマ・イーラ(田町)で11月12日~18日 とほぼ一ヶ月に渡っての映画祭です。

あらすじ、上映スケジュールなどはブラジル映画祭公式サイト、コチラ

今年は音楽ドキュンメンタリーが充実してますよ!
「MPB1967」はブラジル音楽界の重鎮たちの貴重映像とインタビュー満載!
カエターノ、シコ・ブアルキ、ジルベルト・ジルなどアーティストも曲も絶対に聴いたことのある名曲ばかり。

そして監督が来日しての舞台挨拶が予定されている「ノエル・ホーザ~リオの詩人」
ノエル・ホーザって聞いたことある名前だけどくらいにしか知らなかった私ですが、
その短い生涯で生み出された曲の詩の深さにとっても驚きました。

その他にもコメディ、ブラジルのコメディも盛りだくさん。
「ガールズトリップ」「オンナの快感」などばかばかしいのですが、声を出して笑ってしまいます…

そして映画祭スタッフ一押しのブラジル人俳優、セルトン・メロ!
2008年に『下水って、匂う。』という一風変わった作品を上映し、(⇒『尻に憑かれた男』 としてDVDも発売中!!)
昨年も彼が主演した「恋はまぼろし」を上映しました。
今回彼が出演している作品は「ジューサーの考察」、ある日突然心を持ったジューサーの声として出演しています!


彼が出演している作品ですので、物語も一風変わった展開ですよ。

そして古き良き時代のリオを描く「あの日の幸せ」

祖父役で出演しているマルコ・ナニーニの存在感!そして戦後間もないリオの様子、当時の音楽もとっても興味深いです。
「若い頃って幸せだったよな」「子供のころって、ささいなことで笑ってたよな」という思いが心を満たします。

そして、昨年の大ヒット作「この世の先に」

死後の世界を描いた作品で、ブラジルで知らない人はいないほどの超有名人シコ・シャビエルが書いた小説が原作。
シコ・シャビルは日本語でいうことろの霊媒師でしょうか。生前医師として活躍していたアンドレが死後、作品の原題でもあるNosso Lar(日本語で私たちの家)へと行きそこでの生活や体験をシコが霊媒を通じて伝えられたことをまとめたものが原作です。

昨年のブラジルで大ヒットしました。ちなみに、「アバター」よりも観客動員は多いというから驚き!

そして最後に紹介したいのは「クリチバ0℃」

ブラジル南部の町、クリチバが舞台です。タイトルでピンときた方はかなりのブラジル映画通かもしれませんね。ブラジルのシネマ・ノーヴォを代表する作品「リオ40度」からインスピレーションを得ている作品です。クリチバに暮らす経済状況も家庭環境も違う4人の男、ブラジルの経済格差を感じる一方でブラジル人の心の広さ、優しさが伝わってくる作品です。

映画祭の上映作品の予告編はコチラから!

どの作品が見たいかアンケート中!コチラからぜひご参加ください!

日本語で歌う、“美男子”ブラジリアンSSW!

端整な顔立ちと、その甘い声と軽快なポップソングで人気上昇中のアーティストが、ダヴィ・ゼウス(Davi Zew’s)。ダヴィ はブラジルのバイーア州サルバドール市生まれの23歳のシンガーソングライター。BeatlesやGoo Goo Dollsなどのアーティストの影響を受け、12歳でギターを学び始め、16歳の頃には音楽の道へ進むことを決意。作詞や作曲のほかに、自身のサイトや CDジャケットのデザインも手がけるマルチアーティスト。オリジナル曲を日本語で歌ったプロモーションビデオをサイト上で公開し、にわか日本のファンも急増中。

Davi Zew’s

Davi Zew’s

2010年にブラジルでリリースされた1stアルバムの「Tudo Vai Mudar」は、発売前から自身のMySpace上で公開し、その甘い歌声と端整な顔立ちが話題に。10曲からアルバムのうち9曲は彼自身が作詞作曲し、20代前半の若者の恋愛観や人生観を等身大に表現している。

さて、何故に日本語で歌っているのか気になるところだが、子どもの頃から日本に興味を抱いていたダヴィは、ある日本人の友人が彼の曲を日本語に訳したことをきっかけに、自身のオリジナル楽曲を日本語で歌ってみることになったのだそう。すると思いのほかに評判が良かったため、さらに4曲を日本語でレコーディング。

こうして計5曲のオリジナル・ポルトガル語バージョンと日本語バージョンを収めた2ndアルバム「Everything Will Change」が出来上がり、5月18日より、iTunes Storeを始めとする全世界の音楽配信サイトで、1stアルバムの「Tudo Vai Mudar」 と、2ndアルバムの「Everything Will Change」の2枚同時配信がスタートした。(⇒Tupi Records)  そんな絶好調のイケメンシンガーソングライターのダヴィがインタビューに答えてくれた。

「あなたはギター演奏かつシンガー・ソングライターですが、どのように曲をつくるのですか?」

これといって決まった方法があるわけではないんだ。あるときは、歌詞の全容がふっと頭に浮かぶときもあるし、最初のコードをギターで爪弾いた途端にメロディーが溢れてくるときもある。最近では、技術の発展のおかで、曲作りもしやすくなっている。ふっとした時に浮かぶフレーズだったりを録音しておいたのが、何ヶ月も後で、曲になることもあるよ。曲作りには秘密はなくて、集中して、ある瞬間に湧き出てくるものを心が導くままに形にするだけなんだ。

「日本語で歌おうと思ったきっかけは?観客はびっくりしませんか?」

すごく自然な成り行きで歌うようになったんだ。子どもの頃、日本のアニメがブラジルでとても流行っていて、ジャスピオンとかチェンジマンとか、もうみんなが見てたんだ!確かにその頃から日本に興味はあったけど、まさか、自分が日本語で歌うことになるとは思ってもみなかったし、まして日本に来ることになるとはね。日本人が良く言うように“オモシロイ”よね。(インタビューを行った2011年4月、Daviは日本に滞在していた。そしてより自然な発音で歌えるように日本語の勉強も始めたというDaviが最近覚えたボキャブラリーで、こう表現してくれた。)

日本のファンは、日本語で歌う僕に、とても好意的な反応を示してくれるんだ。毎日と言っていいほど、フェイスブックやmixi(ミクシィ)を通してメッセージを送ってくれるし、本当に嬉しくて感謝している。それに、日本好きのブラジル人もたくさん応援してくれるようになったんだ。日本語で歌ったことで、思いもがけずに色んな人が僕の音楽を聴いてくれるようになって、とても嬉しいよ!

「次回のプロジェクトがあったら教えてください。そして将来の夢は?」

もっとたくさんの曲を日本語でレコーディングする予定があるんだ。これからも、ブラジルと日本の橋渡しをしていきたい。将来?夢は本当に尽きないよ!その日によってあれもやりたい、こんなこともやってみたいって、どんどん新しい夢が膨らんでいくんだ。今の一番の大きな夢は、日本の大きなステージで演奏することかな。例えば大阪城ホール、武道館、さいたまスーパーアリーナとか!

Davi Zew’s オフィシャル・サイト

トゥピニキーンの新イベント「Tupiniquim Lounge」!!

トゥピニキーンでは毎年ブラジル映画祭や来日アーティストのライブをお届けしてきました。

今度は、音楽や映画を一緒に楽しむことのできるイベントを開催したいと思います。

その名も「Tupiniquim Lounge」です!

“トゥピニキーン”とは、ポルトガル語で”本物の”、”オリジナルの”という意味があります。Tupiniquim Loungeでは、”オリジナル”であることにこだわりながら、映像作品や音楽、アーティストを紹介していきます。また、そういった雰囲気をゆったりと楽 しみながら、美味しいいお酒とお料理を味わいつつ、お客さん同士が語り会い、アーティストと作品と人が出会える空間を作っていきたいと思います。

Tupiniquim Lounge (トゥピニキーン・ラウンジ)

場所:SARAVAH東京 サイト
日時:2011年6月18日(土)17:00 – 22:00
チャージ:2500円(1ドリンク付)

詳しい内容はまたこちらのブログ等でお知らせしていきますが、主な内容は以下の通りです!

1)ブラジル音楽ミニライブ

2)ブラジル映画短編の上映&今年の映画祭の最新情報

3)アーティストが来日したときの映像上映に加えてびっくりサプライズも?!

映画や音楽、アーティストとダイレクトにつながっているトゥピニキーンだからこそ実現できるイベントになる予定です!

お楽しみに!!


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